Need More Laksa

双極性障害のリハビリがてら書くブログ

ヤツが帰ってきた

台風が近づいて気圧が下がっているのと、タスクがこなせない自分に対するイライラで例のヤツ(鬱)が帰ってきた。

現状としては、朝の散歩以外に前に進めてないのが焦りを加速させるというか。寝たきり状態は脱したものの、結局Amazonで映画見たりして気を紛らわせてるだけだったからな(勢いでFire TVも買ってしまった)。ヘヴィなヤツ(鬱)は定期的にやってくる。

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この躁うつの波を皆どう乗りこなしているのだろうと、ひたすら双極性障害経験者のブログを読み漁る。皆さん同じように苦しんでいるのは分かるけど、だからといって自分の苦しみが和らぐでもないので、物理的になにか対処しなきゃいけないと思う。

脳をシングルタスクに持っていきたい

何か作業しながら別のことを考えてしまう。本来の作業ができない。診断はされてないけど自分は多動っぽいところがある。

何かするにも、ラジオを聴きながら、映像を流しながら、移動しながらでないと作業出来ないことがある。むしろ同時に複数のことをしていたほうが落ち着くことがある。でも結局本来のタスクが達成できないのだもの。

一つのタスクに集中して、その間は他のことを考えない。そんな作業を考えないといけないかも。よく瞑想がいいとは言われるけど、じっとしているだけで様々なことが頭に浮かぶので、今はまだ無理かな。

もしかして、けん玉とかリハビリにいいのかもな。完全にシングルタスクだし体も動かすし。物は試しだなー。

双極性障害は完治しないと言われているけど、寛解は目指せるはず。その日を夢見てあがいてみよう。

廃墟の休日

今朝も30分ほど散歩。今回はスマホポケモンGOをインストールして、近所のポケストップを目指してみた。

ポケストップは神社やコンビニに配置されていることが多い。最短距離の神社を目指してみたが勾配40度みたいな道をアップダウンするので、汗だくになってしまった。ちょいちょい達成感があるのがいいかも。

昨日は昼過ぎから気分が沈んできたので、紛らわせるためにいつものAmazonプライムビデオを見ていた。なんとなく見てみた「廃墟の休日」が実に面白かった。 

廃墟の休日(特典なし) [Blu-ray]

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 3話目までは、安田顕が進行していたのが、4話目から田辺誠一とまさかのスミさん(スミマサノリ)が主役になるのだ。

自分はかれこれ10年以上デイリーポータルZの読者で、もちろんスミさんのファン。昔は大森に住んでいたのもあって、ニフティ大森ベルポートにあった時は、デイリー編集部の人もよく見かけたな。もろに生活圏内だったので(ベルポートのコンビニやマクドによく行ってたな・・・)。

portal.nifty.com

「廃墟の休日」のAmazonレビュー欄は厳しいこと書かれてたりするけど(笑)スミさんの「茶化そうとして若干滑ってる感じ」好きだな。廃墟もいいけど、田辺誠一とスミさんのやりとりをずっと見ていたい。二人は高校の同級生らしい。こんな年のとり方ができたらいいなと。昔の友だちに連絡取ってみようと思った。

散歩を習慣づけたい

今朝は起床して妻子を見送った後、30分ほど散歩に出てみた。

散歩がちょっと楽しくなった

住んでいる場所が典型的な住宅街なので、散歩して何が楽しいのだか?と最初は思ってたが自宅近辺を独りで散歩するなんて実は初めてだったので意外と楽しめた。

住宅街といえど、通ったことのない筋を歩いてみると景色が違ってまるで別の街を歩いているような感覚になる。というか日本中どこ行っても、住宅街はだいたいこんな景色なんだろうな。

持ち家に興味があった時期があったので、様々な住宅を見るとそれぞれの考え方や人生があるんだなーと。みんな苦労してローン組んで家建てたんだなー。住宅過剰のご時世だけど勇気あるよなーと。

自分がこんな状態なので、家を買うなんてまだ考えられない。医者曰く、双極性障害の人は自由を愛するらしいので、自分は一つの場所に留まることは出来ないかもしれない。たしかに住む場所に飽きて3年に一回は引っ越ししてるもんな。。。

もし自分が家を持つなら、間取りは最低限でいいから広い庭だけ確保したい。そんで、日曜大工とかしたいな。なんて妄想しながら散歩してみた。

たった30分の散歩でもかなり疲れてしまうので、まだまだ体力回復には程遠い。地道にやるしかないのよね。

そういえば7年前も早朝散歩やってたわ

昔、新卒で入った東京の会社を辞め、実家に帰ってきた当時(7年前くらい)も軽いうつ状態になっていたんだっけ。実家の犬の散歩がてら、一眼レフで写真を撮ったりした。今思えばあの行動がリハビリ代わりになっていたのかもしれないな。

最近はカメラ熱が冷めてしまって持ち歩かなくなったけど、また趣味カメラを始めてみるのも効果ありそう。

カメラ以外にも散歩を楽しくするサムシングを見つけて長続きさせたいところ。

GPS系のゲームアプリなんかも効果あるようだ。ものは試しでやってみよう。

www.mag2.com

 

実は短気、理想はのんびり

一週間雨続きなのも相まって、なかなか気分が上向きにならない。

徐々に仕事(まぁ在宅勤務だけど)に復帰するための慣らしとして、雑務を初めてみたのだけど、やっぱりちょっと作業するだけで疲れてしまう。休み休みするしかないが、劇的な回復方法がないかと焦っている。

例えば散歩は健康にもメンタルにも良いとは言われてるけど、「タスク山積みなのに散歩にかける時間ってもったいなくないか?」と考えてしまう自分もいたりして。どうせ仕事も捗らないのだから、焦ってもどうしようもないのにね。

sirabee.com

よく考えてみると自分は短気だな。

  • 食事もサクッと10分で済ませたい。

  • TVCMを見る時間がもったいないから民放は見ない。

  • 市バスに乗るなんてもってのほか、移動は最短時間でバイクがベスト。

  • レストランの列には並べない
  • 常に早歩き

書き起こしてみると、なんで自分はこんなに焦っているのだろうか。幸いにも人に八つ当たりすることはないけど。
ゆっくり鈍行列車のようにのんびり時間を過ごす術を身に着けたい。

最大の解決策は、やろうとした事を実現することだ

双極性障害(躁うつ)と診断されてから、この病気に関することをネットや本で調べまくる毎日。偉人・有名人はなにかしらの精神疾患を持っている人が多いということ。それを知ることがある意味自分には救いになっているのかもしれない。

あのイーロンマスクでさえ躁うつになる。

ふとこんな記事をみつけた。

forbesjapan.com

実際に本には医師の診断を受けたわけではないようだが、あれだけ頭がいい人なので自分を客観的に受け入れられているのだと思う。

記事にもあるけど、彼にとって躁うつを解決する方法は「やろうとした事を実現すること」だという。

これを読んだ瞬間に「あー自分もそうかもしれない」と共感してしまった。自分も双極性障害のきっかけは「自分が招いたオーバータスクで目標を達成できないことにへのイラつき」だった。

自分自身で掲げた目標にも関わらず、 それを達成できない自分はなんて情けないのだろう、約束した仕事がこなせずなんてダメなやつなんだろう。ある意味自意識過剰でプライドが高かったのだと思う。

別に自分ダメダメでもいいんだよと言い聞かせること

イーロンマスクは「最大の解決策は、やろうとした事を実現することだ」と言ってるわけだけど、これ実際に躁うつ持っているひとが同じことするのはハードル高すぎる。やろうとしたことができなくて辛いのだもの。「最終的にそうなればいい、今はダメダメでもいい」くらいの気持ちを持てるようになりたい。

 

ブログことはじめ

病の予兆はかなり前からあった

地方在住、職業ウェブ関連、フリーランス、妻子持ち、齢30にて、医者に双極性障害と診断され、療養&今の心境を記録するためにブログをはじめてみることにした。文字に起こして自分と見つめあうことが大事とのことだったので、回復に至るまでの記録になればと。なんせ3週間も寝たきりだったからね。通常の生活に戻るのも一苦労ってもんだ。

今思い起こせば、うちは親が転勤族で小中高とそれぞれ転校を繰り返し、その度に鬱の症状が出ている時期があった。当時は双極性障害なんて診断されなかったから一過性のものだと思ってた。

原因ははっきりしていないが、双極性障害は遺伝が要因となることがあるらしい。ならばどうあがいても仕方がないので納得できる。ただ思うのは「こんなつらい症状をまったく感じない人生もあるんだろうな・・・」と健常者に嫉妬してしまうところ。

こればっかりは視力が悪かったり、身長が低かったりといった個性と同じものとして受け止めるほかないですな。

 

寝たきり状態から脱するためにやったこ

3週間寝たきりの時は人生で一番辛かった。現状のままじゃいけないとわかっていても、体が動かないのだもの。かといって入院するのは、逆に心の負担になるということで、自宅療養。医者に診てもらった後に、やったことをいろいろ書いてみる。

家族に頼る

まずは妻に頼った。我が家は共働きで、家事や子供の送迎は分担していたのだが、一切を妻にやってもらうことになった(寝たきりなのでそうならざる得なかった)。嫌な顔ひとつせずに、理解してくれた妻にはほんと頭が下がる。。

また、最終的には母にも頼った。30にもなって申し訳ないという気持ちもありつつも、平日の日中に1人でいる時間に耐え切れずに実家から来てもらうことになった。独りだと考えが堂々巡りしてひたすら悪い方向に行くばかりだったから。

風呂に入る 

寝たきり状態でも、最低限の食事とトイレだけは行けたが、お風呂になるとやっぱり体が動かなかった。カラスの行水状態でもいい。まずはシャワーを5分だけ浴びるところからはじめた。

日中はAmazonプライムビデオで手当たり次第に映画を見る

寝たきりが続くと、昼夜のリズムが劇的に崩れるため、夜寝れず→不安になる→朝になる→体がだるいの悪循環に陥った。

現実を逃避したいから睡眠に逃げたいのだけど、昼はなんとか起きておかないといけない。映画の内容は頭にぜんぜん入ってこないのだが、ほぼBGV状態で日中はプライムビデオを見続けた。邦画や青春ものは、過去に振り返ってしまい落ちる原因となったので、内容の薄っぺらい洋画アクションものばかり見た。ほぼ作業。

移動する

夜に睡眠がとれて徐々に体力が回復してくると、今度はうつと躁が短期間に切り替わるような状態になった。ずっと寝込んでたのに、バイクでいきなり1時間ほどの距離を遠出したり。帰ってきてはまた寝込んだりよくわからない状態だった。でも移動している瞬間は、明らかに頭が軽くなっていたので、移動がやめられなかった。高城剛の本で「旅行することは精神安定剤」と書かれていたけど、その意味が分かる気がした。

いま思い起こすと意味不明&悪影響だった行動

facebookでタイムラインを漁る

友達の楽しそうな投稿を見て、自分が30代の貴重な時間をいかに無駄にしているか考えてしまい落ち込んだ。

アルバム写真を見て、生まれてから今まで人生を振り返る

「あの頃は良かった」なんて老人みたいなことを思ってしまう自分がいた。選択をどこで誤ったのだろう。ここでもっと頑張ればイケてる人生が。。と落ち込んだ。

Googleマップで過去に行った場所にひたすらお気に入りピンを打ち続ける

あたまの中で断片的にあった記憶を確認するがごとく、ひたすらGoogleマップで過去に行ったことがある場所(旅行で行った所、昔通った学校、昔住んでたところ、思い出の場所)を探し、ストリートビューを見ては自分を納得させる流れ作業が発生した。おかげで、Googleマップはピンだらけである。

心霊スポットを検索する

うつ状態が続くと、自分に感情がなくなったように感じ、「今ならユーレイ見ても何にも感じないな」と思い。身近な心霊スポットを検索したりもした。実際に行くことはなかったが、負は負を呼び寄せるのだなー。

現状を受け入れる・前向きに諦める

今思えば発端は、過労状態+自分の理想に近づけない自分に対する不安だったように思う。そしてその不安は今でも続いているし、いつまたヘヴィに落ちるかもわからない。

フリーランスとして独立して、いつのまにか「土日を潰せばなんとかなる」「睡眠時間を削って仕事すれば何とかなる」という働き方が当たり前になってしまった。責任感だったり、自分の未熟さ故に休むとクライアントへ申し訳なく感じてしまう。これは性格なんだと思う。

そしてその働き方は自分の体質には合わない。クライアントの要望に応えるために良い人になる必要はないし。自分のカラダのためなら仕事を休んでもいい。一時的に収入がなくなってもとりあえずは生活できる。競争社会だろうが諦めるべきところは諦めるべきだった。

幸いにも、理解のある取引先に正社員として採用されて、これからは制度の整った環境で働くことになる。平日は日中だけ働く、土日は子供と遊ぶ。これだけでいいのだ。

こんなところで、また記録していこう。